椎間板ヘルニアは突然やって来る つづき

椎間板ヘルニアといっても生活に支障がなく排泄も正常ならば8割は保存療法で良くなると言われているため、自然治癒を期待して待ちます。でも、私は漢方薬屋の店主です。店頭で歩きづらそうにしているのも嫌なので、自分の弁証に入りました。

原因1:初秋は夏の疲れがたまり、体力が落ちている。

原因2:補腎、活血の漢方を休止していた(解毒や流れを重視していた)

原因3:腰に悪いゴルフスイングをしていた

当店は日・月休みですが、仕事の日よりも休日に忙しいと感じる事が多々ありました。知らないうちに疲労がたまっていたことを真美さんは看破していたようです。以前から「少し用事を減らしたら」と言われていましたが、耳を貸しませんでした。何故なら自分はまだ大丈夫という慢心があったからです。その結果がこの椎間板ヘルニアでした。あとで考えると上の3つが原因かなと思います。

原因1,2に対しては、バランスターWZの服用量を増やし、補腎活血に関しては、杞菊地黄丸(ろう皮丸)と疎経活血湯にしました。これで骨と痛みの原因である「不通則痛」はできました。しかし、痛みからの動きづらさは一向に変わりませんでした。

今度、取引メーカーから痛みの製品が出ることになり、試供品が手元にあったため、10丸だけ一緒に飲みました。昼頃からいつもより腰が軽く動きが幾分スムーズになり、ちょっと驚きました。ただ1日のうちで午後3時ごろが一番腰の調子が良い時間帯なので、様子を見ました。

10日ほど新製品の服用を止め、少し痛みが気になる日に再度服用すると、少しだけ腰が軽くなった気がします。開竅の力がある蘇合香を配合している為でしょうか。また入荷したらご紹介したいと思います。

今は約1ヶ月経過し、湯治もあってか腰の中心部は痛まなくなり、坐骨神経にそって多少痛みがある程度になりました。止めていたゴルフも1ラウンドできるようになり、少しずつ練習量も増やしています。

腰痛は、突然やってきます。そのため痛くて立てない時は「俺ももう終わりか」と絶望感がやってきます。家庭内の事、仕事の事、趣味などすべてできなくなってしまうのではと思ってしまう程です。でも、しっかり休息して適切な治療があれば、痛みは残っても動けなくなるような痛みは遠のきます。好発年齢は20~40歳と言われていますが、皆さん働き盛りです。ひどくしなければ元に近づいていくので、腰痛でも前を向いて生きましょう。私もがんばります。